お酢は料理に欠かせないものです。お酢を使った料理を食べたことがないという方はほとんどいないと思います。お酢の酸味が食材をおいしくさせるので食欲を増進させる効果もあります。 お酢には色々な種類があるのをご存じでしょうか?料理用や、健康ドリンクの売れ筋商品として有名なもろみ酢はもちろん、かぼす、ゆず、すだちなどのお酢もあり、その種類は非常に多岐に渡っています。 ここではお酢の種類についてご紹介していきます。
いわゆる料理で使われるお酢は「食酢」といわれています。 農林水産省の「食酢品質表示基準」では、一般的にお酢は酢酸が主な成分のものをいうようです。 酢を大きく分けますと、「食酢」と「食酢以外のもの」に分けることができます。
酢にしょうゆなどの調味料を加えたものです。 代表的なものはすし酢や、二杯酢、三杯酢になります。
健康食品として良く知られています。沖縄の地酒である、泡盛の製造の際にできる「もろみ(かしじぇー)」を原料としています。最近では、黒糖など糖類を加えるなど飲みやすくおいしいので、毎日飲むのにもおすすめです。 クエン酸が主成分ですので、「食酢」の部類には入りません。このクエン酸をはじめ、アミノ酸・ミネラルを豊富に含んでいるからこそ、健康商品として人気を集めました。疲労回復の目的やダイエットをされている方は特に注目しています。
なべ料理などでおなじみの、ゆず酢・すだち酢・かぼす酢やぽん酢などは果実の絞り汁を加工したものです。これらもクエン酸が主成分のため「食酢」に分類されません。
その他にもバルサミコ酢やワインビネガー、香酢(こうず)など日本以外でつくられているお酢もあります。